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たまごかけごはんとは? |
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説明するまでもないでしょうが、名前の通りごはんに生たまごをかけて食べるものです。 早い・安い・うまいを満たし、かつコンロはいらない洗い物は増やさないという、まさに独り暮らしのためにある料理といえます。 これを料理というにはいささか抵抗があるかもしれませんが、それほどプリミティブな美しさがあります。 簡単だからこそ基本のベースになれることがいいのです。 また、日本にいることを感謝したくなれる料理でもあります。 卵を生で食べることを禁止している国がたくさんあります。 しかもそういった海外での生活の長い人こそ食べたくなるのがこのたまごかけごはん。 |
おいしい食べ方 |
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それでは実践編に入ります。 たまごかけごはんを食べる時はどんぶりがベストです。 お茶碗ではたまご投入時にこぼれてしまうことがありますし、なによりちまちまと作業をしているとみじめになるでしょう。 おいしく食べる秘訣は、「どんぶりでワイルドに攻める」ことです。 おやっ、そこのあなた疑ってますね。本当です、一度試してください。 どんぶりにごはんをよそったらごはんの中央にくぼみを作り、そこにたまごを投入します。 そして醤油をかけるわけですが、ちょっと待ってください。 その前にたまごをくぼみ内で軽くかき混ぜておきましょう。 「たまごを軽くかき混ぜてから醤油を注ぐ」ことが大切です。 そうしないとたまごと醤油がうまくからまりません。 このままでもいいのですが、よりおいしく食べたいですよね。 「のりつくだ煮をトッピング」しましょう。 劇的にうまさが引き立ちますのでお試しあれ。 また醤油も普通のものではなく、「めんつゆやだし入り醤油にする」ことをおすすめします。 醤油をケチっては元も子もありませんので。 この他にもいろいろな食材をトッピングすることでおいしくなると思いますが、この先は個人の好き嫌いが大きく作用する領域です。 どんどんチャレンジして探究心を満たしましょう。 ちなみに私は栄養補給と隠し味として、いりごまと塩こしょうを少々まぶして食べています。 かつおぶし・七味・納豆・キムチ・しらすなどもいいですね。 トッピングする食材の配分次第で全く違った味のたまごかけごはんが。 それでいてどれもそれなりにおいしかったりします。ここがすばらしい。 時々無性にたまごかけごはんを食べたくなる人は、卵と醤油のみで昔を懐かしむように食べることが多いと思います。 あの頃こうやってよく食べてたんだよね、ってな感じで。 そう、それでいいのです。自分の好きなように食べる。 そのうえさらにアレンジしようとした時、それを受け入れてくれる基本ベースになれる一品。 私がたまごかけごはんを好きになった理由はここにあります。 めんつゆに桃屋のごはんですよ! これだけでも一度体験してください。 |
たまごについて |
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ここでたまごかけごはんに絶対に欠かせないもの、たまごについて話を進めていこうと思います。 たまごかけごはんは生でたまごを食すことになるので、賞味期限には十分に気をつけましょう。 賞味期限の表記はあくまで生で食べる時を考慮していますので、多少過ぎても加熱処理すれば大丈夫です。 しかし私の経験上、賞味期限の2日前あたりから格段に風味が劣化してきます。 ですのでたまごかけごはん的には、賞味期限3日前までにいただくのが良いでしょう。 そうすると独り暮らしでは、ほぼ毎日1個ずつ食べていくことになります。 そんなこんなで私はたまごかけごはんを常食するようになりました。 たまごの品質は尖った方を下にして保存することで長持ちさせることができるそうです。 強度の面からもそちらの方がいいでしょう。 冷蔵庫の扉にたまごを置くスペースがありますが、あれはどうもいただけません。 温度の急激な変化や扉の開け閉めによる衝撃をもろに受けますから。 パックごと特等席に鎮座させておきましょう。 すばらしい食材たまご。すばらしい料理たまごかけごはんに感謝。 |
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